DIY

DIYでタイヤを組み換える

この記事は約34分で読めます。
記事内に広告が含まれています。
スポンサーリンク

DIYで出来たら、
ありがたい作業といえば、
タイヤの組み換えだと思います。

タイヤの組み換えは、
タイヤチェンジャーを使用しますが、
タイヤチェンジャーは、
個人で所有するには、
大きく、設置が大変です。

タイヤチェンジャーを使わず、
タイヤレバーで手組みする方法もありますが、
扁平タイヤ(ロープロファイルタイヤ)やスポーツタイヤは、
この方法では、まず無理です。

個人で所有できるタイヤチェンジャーとして、
手動式のものがあります。
値段こそ、リーズナブルですが、
アンカーで固定する設置が必要で、
これまで、所有するまでにはいたりませんでした。

ジムカーナの練習会で、
持ち運びできる手動式タイヤチェンジャーを、
紹介してもらいました。

非常に小型で、設置が不要、
部屋でも作業できるタイヤチェンジャーです。

今回は、この手動式タイヤチェンジャーを使用して、
タイヤを組み替える方法を説明します。

この記事のテーマ


手動式タイヤチェンジャーを使用して、DIYでタイヤを組み換える

DIYレベル

★★★☆☆ 普通(慣れが必要です。数をこなせば楽勝♪)

タイヤの外す前に、ビードを落とす必要があります。
ビードブレーカーのほとんどは、バイク用として販売しています。
このビードブレーカーは、クルマでも使用でき、
245ぐらいのタイヤ幅まで使用できます。

作業に必要な工具

今回の作業で使用する工具ですが、手動式タイヤチェンジャーのほかに、ビートを落とすに必要なビードブレーカー、バルブコアを外す虫回し
タイヤの組み換え時に使用する、
タイヤレバービードワックスリムプロテクタービートヘルパー
ゴムバルブの交換で使用する、
カッターバルブインサータ―
ビート上げとエアの充填で使用する
空気入れ、などが必要です。

上からビードワックス、ビードヘルパー、タイヤレバー、リムプロテクター

スムーズにタイヤを入れるに必須ですね♪

これを使って、タイヤを外す、入れるときにビードが上がってくるのを防ぎます。

違うサイズが2本あると、何かと重宝します。

タイヤレバーでホイールにキズがつかないようにします。

手動式タイヤチェンジャー

DIYでタイヤ組み換えするなら、この手動式タイヤチェンジャー以外は考えられないと思えるほどの一品です。
ただし、この手動式タイヤチェンジャーは、手作りで、購入時に説明書と図面は案内してくれますが、組み立てで、いくつか注意点があります。

ギアレンチには向きがあり、径が太くなっている側にハンドルを差し込みます。
逆にした場合、倍力になりません。
マウントヘッドを上下に調整するバーには、平面にカットしている部分があるので、平面同士を密着させることで、しっかりと固定させます。
曲面側を調整ボルトで押さえます。

マウントヘッドの位置を調整できない場合は、ホイール固定ベース側で調整します。

この手動式タイヤチェンジャーの入手方法ですが、ヤフオクかメルカリで「楽々 手動式タイヤチェンジャー」で検索します。手作りで、納期は3週間ぐらいです。
なお、価格は31,000円(2023年5月現在)です。

タイヤを外す

タイヤを外す手順は、虫回しを使って、バルブコアを外して、エアを抜く。
ビードブレーカーを使って、ホイールからタイヤのビードを落とす。
タイヤチェンジャーを使って、ホイールからタイヤを外します。

虫回しを使って、バルブコアを外します。

柄の長い方が使いやすいです。
私は携帯性を考えて、ショートタイプを使用しています。

ビードブレーカーを使って、タイヤの外側と内側の両方のビードを落とします。
ビードが少し落ちたところにオイルスプレーを吹き付けるとビードが落ちやすくなります。
ビードは最初の1か所だけ落ちにくいですが、1か所落ちると後は簡単に落ちるようになります。

ホイールのリムにビードブレーカーの爪があたらないように気をつけます

ビードが少し落ちたところに吹き付けると落ちやすくなります♪

タイヤチェンジャーでタイヤの外側を外す

ホイール固定ベースをホイールに装着します。
ホイール固定ベースには、数か所に穴が空いています。
ホイールの穴数、PCDに応じた穴に、ボルトで2か所固定します。

マウントヘッドの位置は、2か所あるボルトを緩めて、調整します。
マウントヘッドは若干動きますので、ホイールのリムとの隙間を2ミリほど、あけておくと、リムにキズが入りにくくなります。

タイヤを外すときは、ゴムバルブのある位置から外していきます。
その理由ですが、ゴムバルブがホイール径の小さくなっている部分にあるため、ゴムバルブが邪魔になって、ビードが十分に落ちないためです。

タイヤレバーを使って、マウントヘッドにビードを載せます。
マウントヘッドの反対側のビードを、
ホイール径が小さくなっている部分まで落としタイヤレバーをマウントヘッドから、タイヤとホイールの隙間に差し込み、ビードに引っ掛けて、マウントヘッドに載せます。

マウントヘッドの反対側のビードを、ホイール径が小さくなっている部分まで落ちた状態を維持するのに、ビートヘルパーを使用します。
タイヤレバーや足でタイヤを踏みつける方法もあります。

あとは、マウントヘッドにビードが乗った状態で、ギアレンチのハンドルを反時計回りに回します。
ハンドルを回すとマウントヘッドが動いて、ホイールからタイヤが外れていきます。
タイヤを外している間、ビードが
ホイールで径が小さくなっている部分まで落ちた状態を維持します。
この状態が維持できていないと、ビードに余計なテンションがかかり、ハンドルが周りにくく、ビードを傷める原因になります。

タイヤチェンジャーでタイヤの内側を外す

タイヤの内側を外す場合、タイヤチェンジャーは外側を外した状態のままで、タイヤレバーを使って、マウントヘッドに内側のビードを載せます。
マウントヘッドにビードが乗った状態で、マウントヘッドを反時計回りに回します。

タイヤを外す手順は、以上です。

引き続き、タイヤを入れる場合は、タイヤチェンジャーはホイールに取り付けた状態のままで、作業を続けます。

ゴムバルブを交換する

ゴムバルブは消耗品ですので、古いゴムバルブは切断して、取り外します。

上から、ビードワックス、バルブインサータ、ゴムバルブです。

アルミホイール付属のエアバルブですが、金属製でバルブ本体がフレキシブルに動かないため、エアの測定や充填で、隙間からエアが漏れることが多々あります。
ゴムバルブを使うと、このエア漏れが少なくなります。

ゴムバルブを交換するときは、ホイール側からゴムバルブの根本にカッターで切れ込みを入れ、ゴムバルブを切断して、外します。
新しいゴムバルブは、入れやすいようにビードワックスを塗り、バルブインサータを使用して、ホイールの裏側から、抜き上げるようにゴムバルブを入れます。

ショートバルブは装着時の違和感もなく、愛用しています。

リムやバルブを傷めず、ゴムバルブを装着する場合に必須です。

タイヤを入れる

タイヤを入れるときは、外すときの逆の手順です。

<strong>重要ポイント</strong>
重要ポイント

回る方向を指定しているタイヤ、
内側と外側を指定しているタイヤがあります。
これら指定は、タイヤのショルダー部分で確認できます。

タイヤチェンジャーでタイヤの内側を入れる

マウントヘッドの丸い部分の下側に、タイヤのビードがくるようにセットして、マウントヘッドを反時計回りに回します。

タイヤの内側が入ったあと、タイヤの外側を落とす必要がありますが、マウントヘッドのアームが邪魔になります。
マウントヘッドにタイヤレバーをかけて、アームをかわします。

タイヤチェンジャーでタイヤの外側を入れる

タイヤの外側を入れるときは、タイヤの軽点(タイヤ1周の内で軽い部分)を、ゴムバルブの位置に合わせます。

ゴムバルブのある位置の反対側から、タイヤを入れていきます。
リムにキズが入らないように、リムプロテクターをセットします。
マウントヘッドの反対側のビードが、
ホイールで径が小さくなっている部分まで落ちていることを確認し、タイヤレバーを使って、ビードを押し下げ、マウントヘッドの丸い部分にくるようにします。
タイヤレバーをセットした状態のまま、ビードが
ホイールで径が小さくなっている部分まで落ちた状態を維持します。
マウントヘッドを反時計回りに回して、タイヤを入れていきます。

タイヤを入れる際、リムプロテクターが巻き込まれないように、タイヤレバーの先端は、外側の向きで使用します。

タイヤを入れる手順は、以上です。

タイヤチェンジャー本体とホイール固定ベースを外して、ビードを上げます。

ビードを上げる

エア充填用の空気入れを使って、エアを充填するだけで、ビードは上がりますが、ビードとホイールに隙間がある場合、そこからエアが漏れて、ビードが上がらないことがあります。
その場合、タイヤをゆすったり、タイヤを地面に押し付けるなど、ビードをホイールに密着させることで、エアが充填できるようになり、ビードが上がってくれます。

シガーソケットから電源をとるタイプに比べて、充電式の空気入れはとても便利です。

今回はここまでです。

工賃の節約だけを目的とした考え方は、工具を揃える金額や手間を考えると、割に合わないと思います。

DIYでタイヤを組み替えれるようになると、自由に、好きな時に、タイヤを組み換えできるようになります。
つまり、タイヤ毎にホイールを持つ必要がなく、使うタイヤを、必要な時に組み替えて使う、タイヤを無駄なく、ギリギリまで使うことが可能になります。

使わなくなったタイヤの廃棄ですが、ガソリンスタンドやタイヤ量販店で引き取ってもらえます。
廃棄料金は地域によって違うかと思いますが、1本あたり300円ぐらいが相場だと思います。

誤字脱字、意味不明でわかりづらい、
もっと詳しく知りたいなどのご意見は、
このページの最後にある
コメントか、
こちらから、お願いいたします♪


ポチッとして頂けると、
次のコンテンツを作成する励みになります♪

ブログランキング・にほんブログ村へ

参考になったら、💛をポッチとしてね♪

スポンサーリンク
msakiをフォローする
スポンサーリンク

コメント欄

タイトルとURLをコピーしました