新しく開発したアプリのリリース申請したところ、
リリース申請が否認されました。
そして、、、
Google社より、「ご対応のお願い: Google Play のポリシーをアプリが遵守していません」
といったタイトルのメールが届きました。
このメールの意味と対処方法について、説明したいと思います。
「ご対応のお願い: Google Play のポリシーをアプリが遵守していません」に対応する
「ご対応のお願い: Google Play のポリシーをアプリが遵守していません」には、
別の原因で、違う対応が必要なケースがあります。
ポリシー違反
誤解を与える表現に関するポリシーへの違反
アプリの説明、タイトル、アイコン、スクリーンショットなどに、虚偽のまたは誤解を招くような情報や宣伝文句を含めたアプリは認められていません。
メール本文
◎問題の概要
必要なご対応: 更新したアプリを送信して再審査を受けてください
いつもご利用いただき、ありがとうございます。このたびの審査の結果、お客様のアプリ GPS data Simulator Sim（パッケージ名 com.jiseifirm.sim）は 1 つ以上のデベロッパー プログラム ポリシーを遵守していないと判定されました。アプリのステータスと問題の修正方法について詳しくは、下記をご参照ください。
ステータス: 否承認
お客様のアプリは、下記のポリシーに関する問題により否承認となり、公開されませんでした。送信したのがアップデートの場合は、引き続き以前のバージョンのアプリが Google Play に掲載されます。
問題が見つかりました。 誤解を与える表現に関するポリシーへの違反
お客様のアプリには、誤解を与える表現に関するポリシーに準拠していないコンテンツが含まれています。
アプリは、メタデータのあらゆる部分で、アプリの機能に関する説明、画像または動画を正確に開示しなければなりません。
問題の詳細
次の項目で問題が見つかりました。
・タイトル (en-US): “GPS data Simulator Sim”
・バージョン コード 6: アプリ内エクスペリエンス
誤解を与える表現に関するポリシー について
アプリの説明、タイトル、アイコン、スクリーンショットなどに虚偽のまたは誤解を招くような情報や宣伝文句を含めたアプリは認められません。たとえば、アプリのレーティングやカテゴリなど（これらに限らず）について、不適切に分類されたアプリは認められません。
ご対応のお願い: 更新したアプリを送信して再審査を受けてください
Google Play にアプリを公開するための手順は以下のとおりです。
1. 適用されるポリシーまたは要件を必ず確認。
誤解を与える表現に関するポリシー
2.（可能であれば）アプリを修正し、上記の問題に対処したことを確認（該当する場合は、アプリのストアの掲載情報がポリシーを遵守しているかどうかも確認）
3. アプリが他のすべてのデベロッパー プログラム ポリシーを遵守していることを再度確認してください。
4. App Bundle、ストアの掲載情報、APK を変更した場合は、Google Play Console にログインし、アップデートを送信
サポートへのお問い合わせ
ポリシーをご確認のうえ、今回の否承認が誤りだと思われる場合は、お手数ですが Google のポリシー サポートチームにお問い合わせください。2 営業日以内にご連絡いたします。
ポリシー違反とその対処
●ポリシー違反
最初にメールの内容にあるポリシー違反を確認する必要があります。
「ステータス」に「否承認」とあるので、申請したアプリにポリシー違反があるのでリリース申請を否認すると読みとれます。
「問題が見つかりました。誤解を与える表現に関するポリシーへの違反」とありますので、アプリの説明、タイトル、アイコン、スクリーンショットに、誤解を与える表現が含まれていると判断できます。
問題の詳細に「タイトル (en-US): “GPS data Simulator Sim”、バージョン コード 6: アプリ内エクスペリエンス」とありますので、タイトルとアイコンに誤解を与える表現が含まれているとと読み取れます。
GPS data Simulator Sim
アプリのタイトル
●対処
今回のポリシー違反ですが、タイトルとアイコンに誤解を与える表現が含まれていると判断しました。
よって、タイトルとアイコンを訂正することが、対処になります。
ポリシー違反の誤った対処
申請したアプリですが、訂正・再申請を繰り返した結果、アプリが停止処分となりました。
最終的にアプリの再作成、別の新しいアプリとして再申請して、リリースできました。
誤解を与える表現に対して行った対処が、根本的に間違っていたといえます。
「Repeated app rejections」は否承認を繰り返しているとあります。
再申請を3回繰り返すと停止となるようです。
●誤った対処
アプリ名の「Sim」以外の「GPS」、「data」、「Simulator」を別の単語に置き換える。
アイコンについては、アプリ名の「Sim」という文字以外の部分を変更する。
タイトルやアイコンなどのメタデータについてはこちら↓↓↓
違反の例がありますが、あくまで一部です。
今回のポリシー違反ですが、タイトルとアプリに共通している「Sim」というキーワードが誤解を与える表現と推測しました。
別の新しいアプリとして再申請
アプリ名の「Sim」に問題があったと仮定した場合、新しいアプリ名を考える必要があります。
商標や既存の発行物にマッチしないよう「Gpssim（ジプシム）」としました。
タイトル (en-US)でしたので、リリース先は日本に限定しました。
これは説明文の英訳による解釈のミスリードをなくすための意味もあります。
GPS位置情報をシミュレーション再生するアプリ Gpssim
アプリのタイトル
その他の対処として、アプリの性質として広告を表示しにくかったので、前回は有料アプリで申請していました。
有料と無料で審査プロセスに違いがあると想定し、今回は広告表示を追加して、無料アプリとしました。
リリース完了
アプリのパッケージ名の変更、広告表示の処理の追加などを経て、リリース申請を行いました。
アプリ申請の場合、7日間程度とかかるとありましたが、2日後にリリース完了のメールが届きました。
リリース完了したアプリはコチラ↓↓↓
まとめ
ポリシー違反について、違反例に該当しないから問題ないというわけではありません。
ポリシーの内容とその背景を正しく理解して、対処する必要があります。
また、ポリシー自体は繰り返し見直しがあります。
前回は問題なしと判断されても、今回は問題ありと判断されることもあります。
最新のポリシーを確認して、ある程度は類推しての対応が必要になります。
今回は、ここまでです。
参考 : デベロッパー プログラム ポリシー
商標法の仕組みが知りたかったら、コチラ↓↓↓
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