開発したアプリを修正して、
アプリのリリース申請したところ、リリース申請が否認されました。
そして、、、
Google社より、「ご対応のお願い: Google Playのポリシーにアプリが準拠していません」
といったタイトルのメールが届きました。
このメールの意味と対処方法について、説明したいと思います。
「ご対応のお願い: Google Play のポリシーをアプリが遵守していません」には、
別の原因で、違う対応が必要なケースがあります。
ポリシー違反
ユーザーデータ
ユーザーデータ(デバイス情報を含む、ユーザーから収集した情報やユーザーに関する情報など)の取り扱いについては透明性を確保する必要があります。つまり、アプリからのユーザーデータへのアクセス、収集、使用、取り扱い、共有を公開し、データの使用を、公開されたポリシーに準拠した目的に限定する必要があります。ユーザーの個人情報や機密データの取り扱いには、以下の「ユーザーの個人情報や機密データ」セクションの追加要件も適用されることにご注意ください。これらの Google Play の要件は、適用されるプライバシーおよびデータ保護法で規定されている要件に加えて適用されるものです。
メール本文
◎問題の概要
必要なご対応: 更新したアプリを送信して再審査を受けてください
いつもご利用いただき、ありがとうございます。このたびの審査の結果、お客様のアプリ Video Comparison Playback Duel(パッケージ名 com.jiseifirm.duel)は 1 つ以上のデベロッパー プログラム ポリシーを遵守していないと判定されました。アプリのステータスと問題の修正方法について詳しくは、下記をご参照ください。
ステータス: 否承認
お客様のアプリは、下記のポリシーに関する問題により否承認となり、公開されませんでした。送信したのがアップデートの場合は、引き続き以前のバージョンのアプリが Google Play に掲載されます。
問題が見つかりました。 プライバシー ポリシーが無効
お客様のアプリのプライバシー ポリシーは、必要なポリシー要件を満たしていません。
アプリの Google Play の掲載情報またはアプリ自体に記載されている主体(デベロッパーや会社など)と同じ主体が明記されていません。
問題の詳細
次の項目で問題が見つかりました。
・プライバシー ポリシー
Google Play のユーザーデータに関するポリシーのプライバシー ポリシー について
アプリでユーザーの個人情報や機密情報を収集していない場合でも、有効なプライバシー ポリシーへのリンクをご提供ください。
ご対応のお願い: 更新したアプリを送信して再審査を受けてください
Google Play にアプリを公開するための手順は以下のとおりです。
1. 適用されるポリシーまたは要件を必ず確認。
Google Play のユーザーデータに関するポリシーのプライバシー ポリシー
2.(可能であれば)アプリを修正し、上記の問題に対処したことを確認(該当する場合は、アプリのストアの掲載情報がポリシーを遵守しているかどうかも確認)
3. アプリが他のすべてのデベロッパー プログラム ポリシーを遵守していることを再度確認してください。
4. App Bundle、ストアの掲載情報、APK を変更した場合は、Google Play Console にログインし、アップデートを送信
ポリシー違反とその対処
●ポリシー違反
最初にメールの内容にあるポリシー違反を確認する必要があります。
「ステータス」に「否承認」とあるので、ポリシー違反があるのでリリース申請を否認すると読みとれます。
「問題が見つかりました。プライバシー ポリシーが無効」とありますので、申請したアプリそのものに問題があるわけではなく、ポリシーの申告のプライバシーポリシーに問題があると判断できます。
問題の詳細に「プライバシーポリシー」とあります。また、必要なポリシー要件に「アプリの Google Play の掲載情報またはアプリ自体に記載されている主体(デベロッパーや会社など)と同じ主体が明記されていません。」とありますので、プライバシーポリシーの本文中にデベロッパー アカウントがわかる情報がないと読み取れます。
デベロッパーアカウント
●対処
今回のポリシー違反ですが、プライバシーポリシーにデベロッパーアカウントの情報がないと判断しました。
よって、プライバシーポリシーにデベロッパーアカウントを追加することが、対処になります。
ポリシー違反の対処
プライバシー ポリシー用コンプライアンスチェックリストに従って、プライバシー ポリシーを改版します。
・Google Play Consoleでアプリのストアの掲載情報ページからリンクされ、アプリ内からもリンクされていること。
・プライバシー ポリシーであることが明瞭にわかるラベル付けがされていること。
・プライバシーに関する連絡先または問い合わせを行う方法が記載されていること。
・プラグインや特別なハンドラを使わずに、標準的なブラウザで確認できること(PDF は不可)。
・どの国からもアクセスでき、アクセス制限のない一般公開の有効な URL で参照できること。編集できないこと。
・アプリがユーザーデータに対して行うアクセス、収集、使用、共有の方法が包括的に開示されていること。
改版する内容は、以下のとおり。
①デベロッパーアカウントの情報を追加する
②プライバシー ポリシーであることがわかるラベルをつける
③連絡先または問い合わせを行う方法を記載する
改版後のプライバシーポリシーはこちら↓↓↓
ポリシーの申告
Google Play Consoleの「モニタリングと改善」から、「アプリのコンテンツ」を選択し、プライバシーポリシーをクリックします。プライバシーポリシーのURLを入力して、申請します。
ポリシーの申告の2日後、リリース申請したアプリのリリース完了のメールが届きました。
リリース完了したアプリはコチラ↓↓↓
まとめ
ポリシー違反は申請しているアプリだけが対象ではありません。
ポリシーの内容とその背景を正しく理解して、対処する必要があります。
また、ポリシー自体は繰り返し見直しがあります。
前回は問題なしと判断されても、今回は問題ありと判断されることもあります。
最新のポリシーを確認して、ある程度は類推しての対応が必要になります。
今回は、ここまでです。
参考 : デベロッパー プログラム ポリシー
プライバシーポリシーの入門書はこちら↓↓↓
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